『戸籍改名のススメ』の作者である平井哲弥さん。
改名コンサルタントという新しい分野で活躍しているそうですが、詳しくは知られていない様子、、、
正直私も、最初は「平井哲弥って誰、、?」と思っていました。
そこで今回は、平井哲弥さんが
①なぜこのプログラムを開発しようと思ったのか
②平井さん自身で実践してみて、どのような結果が出たのか
③どういう想いでこのプログラムを公開しているのか
などをまとめてみました。
今回の内容は、
このプログラムをより一層理解していただけるものになっています。
どうぞ、最後まで読んでみてください。
Contents
平井哲弥さんはなぜ『戸籍改名のススメ』を執筆したのか
平井哲弥さんがどうして『戸籍改名のススメ』を書くに至ったのか。
それは、改名というものに対して、並大抵でない思い入れがあるからだそう。
その思いとは何か?
その思いはどんな経験から生まれたのか?
ここから、詳しくみていきたいと思います。
学生時代の名前への強烈なコンプレックス
今でこそ、平井哲弥さんは自分の名前に誇りを持ち、改名コンサルタントとして活動しています。
ですが改名以前は、自分の名前へのコンプレックスに相当苦しめられたようです。
平井さんがそのことを強く意識するようになったのは、高校2年生の春でした。以下の記述は平井さんの経験談をそのまま記述したものです。
教室で何気なく、男女数人グループで話していた時のこと。席が近いこともあり仲良しで、気兼ねなく話せる友人たちだったそうです。
しかし、休憩時間にいつものように盛り上がっていた時、平井さんにとって忘れられない事件が起こりました。
「なぁ、知ってる?実はAくんとBさんが付き合ってるって?」
「えぇ~嘘~、全然知らんかった!」
「あいつが?人は見かけによらへんなぁ・・・」
確か、そんなゴシップから始まった何気ない会話が一転して、
嫌な方向へと向かいました。
「でも、Aくんの名前って格好いいと思わへん?呼びやすいし。」
「言えてる~。響きもええやんなぁ~」
いよいよ雲行きが怪しくなってきたので
何とか話題を変えなければと、うろたえ始めた矢先のことです。
「でも、呼びやすい名前って意外に少ないやん?」
「俺らはたぶんアカンわ。」
「どうかな?●●くんは漫画の主人公っぽいわ。●●くんは・・・」
彼女はその場に居合わせた男子全ての名についてコメントを始めたのです。
私は迫り来る恐怖の余り、全身の毛穴がザアッと音を立てて開き、
顔面から血の気が失せるのをはっきり感じました。
「平井くんは・・・」
いよいよ私の番がやってきました。
心臓が、まるで早鐘を打つかのように暴れだします。
「まあ別に呼びにくくは無いけど・・・」
胃がギリギリ音をあげて痛み、目が右へ左へとせわしなく泳ぎ出します。
「私の彼氏やったら、ちょっとゴメンやわ。」
真っ白・・・
この時、悲しみや怒り、悔しさといった感情は一切生まれず、ただ、真っ白になりました。
「私の彼氏やったら、ちょっとゴメンやわ。」
その彼女の言葉が頭の中でグルグルと回り続けていました。
これが平井さんのトラウマができる瞬間だったそうです。
いや、、辛すぎる、、、
私にはこの気持ち、痛いほどよくわかります。
デリカシーがない発言に傷つけられたことが私にもあるからです。
ですが、平井さんを傷つけてしまったこの女の子も、仲良しグループだったとのことから、冗談ぽく言ったのでしょうし、悪気はなかったのでしょう。実際、平井さんもこのようにコメントしています。
「自分の名前が異質であるということはわかっていましたし、名を否定した彼女に悪気はなかったと思います。」
ですが問題はそこではありません。名前というのは、本人しかその本当の苦しみがわからないのです。この女の子も、平井さんに対しちょっとした「失礼ボケ」をしただけ、という認識でいたのでしょう。
でも他の人にとってはとるに足らない話も、耐えられないほど苦しくなり得るのがこの名前のコンプレックスというものなんです。
身に覚えがありすぎて、自分でも読んでいるだけで辛くなりました、、、
私にも似たような経験があります。中学生の時ですが、同じクラスの男の子に、
「お前の名前、ぱっと見男なのか女なのかわかんねえな」
と言われたことがありました。
当時は思春期、他人の目が気になる頃で、自分の名前を気にし出していたました。
私はこの男の子の言葉でとても落ち込み、夜になったら泣いてしまった事を大人になった意味でも覚えています。
ですが、言った当人は覚えてないでしょうし、私も名前を気にしていなかったなら、気にせずに忘れていたかもしれません。
ほとんどの人は名前で悩んでいることなんて想像もつかないため、名前を気にしている人は打ち明けることなんてできないんですよね。
名前にコンプレックスを持つというのはそういう事なのです。
平井さんも誰にも理解してもらえない苦しみに一人で戦っていたのです。
これって本当に孤独だし、辛かったと思います。
戸籍改名への決意
平井さんはこのトラウマとも言える事件によって、打ちのめされてしまいます。
自分の名前が異質であるということを「わかっていること」と「人に言われること」は全く違う。
自分の名前を否定した女の子は確かにデリカシーが無かったかも知れない。
でもそれを責めたからといって、自分の名前が彼氏にしたくないような名前である、という彼女の印象は覆せない。
「この子の言うことは正しい・・自分だってこんな名前じゃなくて、名前で悩んだことなんてなかったらキラキラネームの女の子を冗談のつもりでイジったりしたかもしれないじゃないか・・」
平井さんはそう思ったそう。
「自分が選んだ名前じゃないのに、どうしてこんな苦しまなきゃ行けないんだ、、」
それまで自分の内側だけで抱えていた悩みが、人から指摘されたことで余計に傷ついてしまったのです。
気づけば、平井さんの考えは、
名前をどうやって名乗らずに済むか、どうやって隠し通せるか、
など現実から逃げる方向に向かっていってしまっていました。
でも、そんな平井さんでも心の中ではわかっていたのです。
悩んでいるだけでは、何も変わらないということに。
クヨクヨ悩んでいたところで、現実も名前も変わるわけではありません。
このままではいけない。一生怯えながら暮らすわけにはいかない。
長い人生これからも、たくさんの人に出会うだろう。でも、これから会う人達にも、コンプレックスにまみれた俺と会わなければいけないのか。
そんなの絶対に嫌だ。自分の名前のことで、人生を通して悩み続ける事が本当に正しい事であるはずがない。
平井さんは前進することを決意したのです。その時、たった17歳。
自分の人生を変えるんだ、という信念のもと独力で改名手続きの方法を模索し始めました。
改名への遠い道のり
このような経緯で改名準備を始めた平井さんでしたが、一筋縄にはいかなかったそう。
平井さんは自分のサイトで、改名の準備を始めてから、実際に改名に至るまで、相当な困難があったことを述べています。
「改名方法を調べたのですが、改名に関する情報や知識がどこにも見当たらないのです。信頼性の高い、現実に即したデータが全く得られません。」
「少しでも関連のある書籍であれば片っ端から手に取りましたが、数ヶ月かけて私が思い知らされたのは、改名を詳しく知ることができる書籍など刊行されていないという事です。」
このままだと改名なんて無理なのかな、、、
平井さんは諦めかけてしまうことも何度もあったそうです。
思わぬ転機
では平井さんはどうやって改名に成功したのか。
一見絶望的に思える状況ですが、平井さんがとった最後の手段が功を奏したとのこと。
たまたま海外に住む友人がおり、彼に協力してもらい世界の改名例から日本で当てはめられそうな情報を収集したのです。
藁にもすがる思いで情報集めをした結果、やっと改名に結びつく情報を獲得しました。
近年、海外では改名に対する規制が一部緩和されて自由化に至っていることもあり、改名の成功例が多かったとのこと。
平井さんは彼ら直々に改名の経緯を聞き出し、自分の改名戦略に当て嵌めたのでした。
そして、帰国して間も無く、改名手続きを改名の申し立てを行い、無事に受理されたそうです。
驚くべきことに、その改名申し立てからわずか3週間で改名することに成功したのです。
「え? 早すぎじゃない?笑」
私はびっくりしてしまいました。
一般的に改名手続きは年単位で書類を用意しなければならないことがわかっています。
それを、十年以上も前に一ヶ月もかからずに完成してしまうなんて考えられません。
なぜこんなことが可能なのでしょうか。
平井さんは、それは戸籍改名の成功者に話を聞いて、彼独自に改名成功の手段を身に付けたからであるということを強調しています。
平井さんの改名に対する熱意がここまでの成果につながったのですね。
普通のやり方では改名の仕方なんて見つからないと悟った時、普通は諦めてしまってもおかしくありません。
でも、そうではなくて海外に行くという発想になり、
そしてまた改名方法をそこで見つけてしまうというのが、個人的に本当にすごいなと思ってしまいました。
*平井さんの『戸籍改名のススメ』は一般人だけでなく、法律の専門家である行政書士の方が実際に改名してみて、成功した方法でもあるということが最近わかったそうです。
法律家が実際に行ったのならば、さらに安心できますよね。
平井さんの現在は?
平井さんは現在、自身の改名経験を生かし、改名コンサルタントとして活躍しています。
年に100件以上の相談を受けるそう。
ただ、改名の相談を受けるだけでなく、『戸籍改名のススメ』を発行して多くの人に改名方法を伝えていることに、
「なんとかして、名前に悩んでいる人を助けたい」という思いが伝わってきますね。
正直なところ、戸籍改名という難関の手続きが
そんなにすんなりいくものだろうかと、まだ信じられない方もいらっしゃるかもしれません。
でも、これはまぎれもない事実です。
そして、『この戸籍改名のススメ』に沿って改名手続きを行った多くの人が、
「本当に改名できるんだ!」と実感し、
その後、明るい健康的な人生を送れるようになったのです。
『戸籍改名のススメ』の平井哲弥さんが教材を公開する強い思い
平井哲弥さんは自身のサイトのなかで、繰り返し、
「正しいやり方で改名手続きを行えば、改名は成功する。」
と伝えています。
自らも極度の名前へのコンプレックスで苦しんだ経験を持っているから、
当事者の苦しみは痛いほど分かる。
自分は何年もかけて改名戦略を見つけた。でも、この戦略を使えば改名は数ヶ月で達成できる。同じ悩みを持つ人にこれを知って欲しい。
そして一人でも多くの人に、短期間での改名は可能であることを知ってほしい。そして、名前に囚われない素晴らしい人生を送って欲しい。
これらの思いで、平井さんは『戸籍改名のススメ』という教材を発行しているのです。
思わず涙が、、、
私はこれらを読んだ時に、思わず涙ぐんでしまいました・・・
「あ~、やっと理解してくれる人に会えた。」
「この人なら、私をこの苦しさから助けてくれるかもしれない。」
「不安もあるけど、一度ゆだねてみても良いかも・・・」
そんなふうに思ったのを覚えています。
一つ一つの言葉に、先生の思いの強さと誠実さを感じ、
「一歩踏み出してみよう・・・」と思いました。
本格的な改名のコツを誰にでも実践できるように
平井さんが学んだ専門知識と本格的な技術は、
普通の人には難しい、理解に時間が掛かるようなものです。
法律が関わるものですから、
そういう専門的な内容って、素人には分かりにくいし、
最初からハードル高いんだよね・・・と
敬遠しがちですよね。
でも、この教材では、
それらを誰にでも分かりやすく実践しやすいような内容に
まとめてくれています。
例えば「戸籍法の説明」です。
戸籍法第 107 条 「氏の変更」
やむを得ない事由によって氏を変更しようとするときは、戸籍の 筆頭に記載した者及びその配偶者は、家庭裁判所の許可を得て、そ の旨を届け出なければならない。
戸籍法の一つに、上のような条文があります。
本来独力で改名を行うのならば、これ意外にもたくさんある条文全てを把握していなければ、改名手続きなんてできません。
しかし、『戸籍改名のススメ』では、改名にあたってなんの法律を使うのか、を明確に示しています。
知識がない人でも、何をするべきかわかる。
使う法律をあらかじめ提示しているため、調べるのに無駄な時間を使わなくて済む。
これが、法知識がなくても改名手続きができる秘密です。
正しいやり方をすれば、戸籍改名は誰でも可能である。
つまり、この教材を読めば、誰でも正しい方法を実践できるよう、
工夫されたものになっているのです。
難しそう…と思う、最初のハードルが低ければ、
安心して取り組めますよね。
平井さんのモットーは「誰でも戸籍改名は可能である。」ですから
法知識がなくても取り組めるようにしてくれているんですね。
自分が改名手続きを行った張本人であるということ
もともと名前にコンンプレックスを持っていた人が、なんとか改名したいという強い思いから、実践し、結果を出した。
こんな経緯で語られる戸籍改名のための教材なんて他にはあまりないと思います。
そして、これがこの『戸籍改名のススメ』の大きな特徴でもあります。
法律の専門家、例えば弁護士などが、改名の相談に乗り、手続きを支援してくれる事ももちろんあるでしょう。
しかし、その法律家が実際に改名をしたという人はほとんどいないのではないでしょうか。
自らの体験を通してのプログラム、って
それだけでも、何だかとても心強いですよね。
名前のコンプレックスに対する苦しさを身を持って知っている方が、
同じように悩んでいる人達へ、
どうか明るい人生を送ってほしい、との気持ちで開発したのが
この『戸籍改名のススメ』なのです。
まとめ『戸籍改名のススメ』作者、平井哲弥さんについての総評
作者の平井哲弥は、
以前は「極度の名前コンプレックス」で苦しんでいました。
それを克服しようと、専門知識を学び、
そこで得たある方法を実践します。
そして、年単位でかかる戸籍改名の手続きを、たった3週間で完了する事に成功したのです。
このことからも、先生は 「実績の伴った専門家」と言えます。
ただ勉強した専門知識を示しているだけのものとは違い、
「名前コンプレックス」の気持ちに寄り添った内容を伝えてくれる方だと
私は実感しています。
テキストは内容も、必要な情報がすぐに目に入るような
的確に簡素化されたものになっています。
押しつけがましい知識や、余分な指示って、
かえって辛さを倍増する場合があるんですよね・・・
私と同じように、「改名方法なんて見当もつかない」という状態から始まった平井さんは、
初心者が戸籍改名を成功させるためには、何が必要で、何が要らないのか
そんな視点から説明して下さっているので
安心してこの教材を実践できました。
この教材の一番の良さは、
児島先生の人柄とその合理的な改名方法なんだ、と思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
少しでもお役に立てましたら、本当に嬉しく思います。
この『戸籍改名のススメ』の詳しいレビューも書いています。
もっと内容を知りたい方は、ぜひこちらもお読みください。
